以前にも乳児湿疹は予防が最善策!でお伝えしましたが、乳児湿疹ケアにおいて大切なことは治療ではなく、予防なのです。
その理由について詳しく説明していきたいと思います。
どうして予防が大切なのか?
ほとんどの場合、赤ちゃんのお肌に乳児湿疹ができて、症状が悪化してから治療を始めるというパターンが多いと思います。
ブツブツがいっこうになくならないし、むしろ増えている。
湿疹ができていて触ると痛そうにしている。
痒そうにしていて、掻くから全然よくならない。
炎症が悪化してジュクジュクになっている。
お肌のカサカサが治まらず常に痒そうにしている。
こういった症状などが表れてから対策を始めるというのが通常ではないかと思いますが、乳児湿疹というのはできてから治療して治すよりも、乳児湿疹ができないように日々のスキンケアで予防対策を行うことが一番大事なのです。
お肌の痒みは睡眠時にも無意識に掻いたりし、睡眠不足へとつながったりしますし、痛みも赤ちゃんにとってツライことです。
我が子が乳児湿疹で痒そうにしてたり、痛そうにしてたり、ポツポツがたくさんできたりしているとママも辛いですよね。
我が子が笑顔で毎日を過ごしてくれるということは何にも代えがたいものです。
他にも乳児湿疹予防が大切な理由はたくさんあります。
例えば、乳児湿疹ができてそれを治療して治す。これで元通りのような気がしますが、実際には乳児湿疹ができやすいということはお肌の状態が健やかな状態ではないということでもあります。
また、乳児湿疹の症状が悪化して、真皮にダメージを与えるようなことになると、いくら新陳代謝が活発な赤ちゃんといえど、痕が残ってしまったりする可能性があります。
別の角度から見ると、赤ちゃんの場合は医療を受ける場合の健康保険の自己負担は2割です。
ママ達からすると医療費が安くてラッキーかもしれませんが、実際には国の負担は大きくなっているわけです。
国の財源が税金である以上、医療の自己負担面ではお得になってもいずれ税金面で負担が増える可能性があり、必ずしもプラスになるとは限りません。
肌トラブルが起こったり赤ちゃんが病気になったりしたら病院で診てもらうことが大切ですが、なるべくなら肌トラブルや病気にならないように日頃のケアを行ってあげることも大切だということになります。
赤ちゃんへの精神的・肉体的負担、我が子の乳児湿疹で悩むママ達の心配、赤ちゃんのお肌自体への負担、医療費などなど乳児湿疹ができてしまってから治療することのデメリットはたくさんあります。
乳児湿疹を予防するということはつまり、
お肌を健やかな状態に導く必要があり、健やかなお肌はキレイなお肌作りにもつながりますし、何より赤ちゃんにもママにも負担がありません。医療費も抑えることができますし、嬉しいことがたくさんです。
では乳児湿疹予防ケアにデメリットはないのでしょうか?
唯一あるとすると、スキンケアに掛かる費用ではないでしょうか?
赤ちゃんのお肌に優しく、健やかな状態へと導いてくれるベビースキンケア化粧品は安いとは言えません。
金銭面の負担は増えるかもしれません。
ですが、やっぱり、赤ちゃんが笑顔でいてくれることは一番ですし、ママの心配も減ります。さらには病院に連れて行く時間や費用などトータルで考えると日々のスキンケアにかける費用以上の負担となる場合もあります。
以上のような理由から、
是非、乳児湿疹の予防対策をしてあげることをおすすめします。
乳児湿疹予防ケアに欠かせない3つのケア
乳児湿疹を予防するためにはどうすれば良いのでしょうか?
それには乳児湿疹の原因を取り除けば良いわけです。
乳児湿疹の原因を大きく3つに分けますと、
①お肌への刺激(化粧品・ハウスダスト・摩擦等)
②お肌の汚れ(汗・皮脂・垢・おしっこやうんち等)
③お肌の乾燥
食物アレルギーやアトピーを除くとこれら3つが乳児湿疹へとつながる原因といえます。
というわけで、それぞれの原因を取り除くために必要なケアはと言いますと、
①お肌に優しいケア(お肌に触れるもの全般)
②お肌を清潔にする(おしりふきやベビーソープ等)
③お肌の保湿(ベビーローションやベビーオイル等)
以上の3つのケアが必要であるということがお分かり頂けると思います。
この3つのケアを見てお分かり頂けると思いますが、
特別なケアは一つもありません。
ベビーグッズを選び際にお肌への優しさ、キレイさ、保湿を心掛けてあげるだけで乳児湿疹予防につながるということです。
「これは赤ちゃんのお肌に優しいかな?」
「優しいといえる理由はなんだろう?」
そういった自問自答を繰り返しながら、これなら安心して使える。というアイテムをママやパパ自身が厳選していってあげることが一番の乳児湿疹予防対策となります。