乳児のお肌に湿疹ができやすい理由
湿疹は赤ちゃんの体質によってかなり個人差がありますが、お肌への刺激などによってできます。
赤ちゃんに湿疹などの肌トラブルが多いのには赤ちゃんのお肌の特徴が関わっていると思われます。赤ちゃんのお肌の特徴としては「刺激に弱い」「乾燥しやすい」「汗かき」といったものがあります。
刺激に弱かったり、乾燥しやすかったりするのは赤ちゃんの皮膚が大人の半分くらいの薄さであるのが理由です。皮膚が薄いということはお肌を刺激から守るバリアとしての役割を果たしてくれる水分量が少ないということであり、水分量が少ないということは乾燥しやすいということになります。
汗かきというのは赤ちゃんの小さな体に大人と同じだけの汗の出る穴（汗孔）があるためです。
お肌に汗孔が密集していることになりますので汗まみれになりやすいのです。また体温調節機能も未熟な赤ちゃんは汗をかくことによる体温調節がほとんどなので汗の量も多くなります。
乳児のお肌への刺激となるもの
お肌に刺激を与えるものとしては赤ちゃんの衣類、おむつ、タオル、紫外線、汗、ホコリなどのハウスダスト、よだれ、化粧品（ベビーソープやベビーローション、ベビーオイルなど）などがあります。
お肌は刺激を受けると反応を起こしますが、それが湿疹となって表れるというわけです。
ただし、最初にお伝えしたとおり、刺激に対する耐久性などは個人差があります。
お肌が丈夫な乳児とお肌が弱い乳児とでは同じ刺激を与えても反応が異なってきます。
乳児のお肌の特徴（デリケート・乾燥しやすい、汗かき）と刺激によって乳児のお肌には湿疹ができやすくなります。
